家族に誘われ、「ダイヤモンド・プリンセス」の日本発着クルーズ旅行に、人生で初めて参加した。
私にとっての船旅の経験と言えば、幼少期から成人に至るまで、幾度となく利用した、青函連絡船(航路:函館・青森)の船旅くらいしかない。 期待とちょっぴり不安な気持ちが交差するなかで、横浜港大さん橋国際客船ターミナルより、クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」へと初乗船した。
横浜港から出港し、先ずは太平洋沿岸を北上し日本海沿岸へと進む今回の航路のなかで、私は、津軽海峡での船上体験を楽しみにしていた。 なぜならば、「この海域におけるクルーズ客船での揺れが、一体どの程度になるのだろうか?」という興味が、以前よりあったからだ。
過去に何度も乗船したことのある青函連絡船は、北海道・函館を出港してまもなく津軽海峡を通過、そして本州北端の陸奥湾を航行して青森へ至るのだが、当然の如く、津軽海峡では毎度船揺れがあった。
規格外の大きさのダイヤモンド・プリンセス
ちなみに、私が今回乗船した「ダイヤモンド・プリンセス」は、全長290メートル、乗客定員2,706人、乗組員数1,100人、総トン数115,875トンと、青函連絡船(全長が132m、旅客定員1200名)と比べても、 大きさだけで二倍以上の規模感だ。
過去に乗船した青函連絡船における津軽海峡での体感はよく揺れ、場合によっては船内を歩くとよろけることもあった。 その後、陸奥湾へと入ると、揺れをほぼ感じることがなく、青森に着くまでの3時間程は静かな航行が続いた。
このとても穏やかなこの航路時間に、船内にあるレストランで、ビールを飲みながら夕日を観るのがとても楽しかった。
津軽海峡に入った「ダイヤモンド・プリンセス」は、全く揺れを感じることがなく、日本海へとなめらかに進んでいった。 この平穏な運航は、「ダイヤモンド・プリンセス」の大きさや構造だけによるものだけではなく、安全性優先によるものだろうと想像を巡らせた。
当初の「ダイヤモンド・プリンセス」津軽海峡通過予定時刻には、同海峡上を発達した低気圧が通過すると、スマホより確認した天気予報や、ウェイク・ショー(船内テレビ放送)でも発表されていた。
そのことから「ダイヤモンド・プリンセス」 は、 海峡通過時刻をあえて半日ほど遅らせる安全性を考慮した処理にしたのかなと推測した。
おかげで夜間通過予定であった、私にとって思い出深い海峡を、夜明けに航行してくれたことで、朝陽に照らされた函館山などを見る夢も図らずも叶った。
想定はしていなかった偶然の重なりや導きにより、特別な経験もすることが出来たのは、本当に嬉しい限りだ。 質の高いホスピタリティと 快適な船上生活
「ダイヤモンド・プリンセス」での船上生活は大変快適であった。
キャビン(客室)には、朝と夕方にハウスキーパーが入り、快適な室内を維持してくれた。
加えてハウスキーパーの対応も丁寧かつ親切で、きめ細やかな対応でもあった。
他のスタッフたちも、廊下などでの一瞬のすれ違い時でも、きちんとした挨拶があり、質の良いホテルに宿泊したかのようであった。
総じて船上の全スタッフたちは、客をもてなす表現がとても上手なようにも感じた。
日替わりで変わるブッフェで さまざまな料理を楽しむ
ブッフェレストランの「ホライゾンコート」では、私たちが食事をしている際に、テーブル上に飲み物が無いと分かると、 スタッフ自ら声掛けがあり、有料の飲み物に限らず、無料のコーヒーなども運んできてくれた。
また、プールサイドにあるバーカウンターのスタッフは、何度か顔を合わせる内に、英語に日本語混じりで冗談を言ってくれて、まるで海外にいるようなユニークな会話を楽しむことが出来た。
食事全体に関して言えば、無料のダイニングレストランで落ち着いて食事をするのも良いが、 「ホライゾンコート」での食事が特に楽しかった。
ブッフェの内容は、日替わりでイタリア、ドイツフェアなどが行われ、その特色に合わせた料理がさまざま提供された。 和食も毎日充実しており、焼き秋刀魚、金目鯛、さらには蕎麦・茶蕎麦、ラーメンに至っては、日替わりで醤油、塩、とんこつ、そして味噌(私は巡り合えず)もあるようだ。
肉や野菜料理、果物、デザートなど、 異国情緒あふれる料理を堪能
もちろん肉や野菜料理、果物、デザートも多彩。異国情緒あふれる料理の展開で、全く飽きることはなかった。結果、体重が増加し元へ戻すのに苦労することになった。
プリンセス・シアターでショーや、 パフォーマーによる演劇を鑑賞
「ダイヤモンド・プリンセス」 における船内での過ごし方として、
700席以上もある「プリンセス・シアター」での華やかなショーやパフォーマーによる演芸を観たり、
時にプールサイドにあるオープンデッキでのんびりと過ごしたり、読書をするなどして寛いだ。
フィットネス・センターでのトレーニングや、 デッキで海風を感じながらジョギング
またそれらに限らず、アクティブな過ごし方が出来るのも魅力的だった。
例えば、船内には無料で利用可能なトレーニングマシーンを備えたフィットネス・センター施設があり、そこでの筋肉トレーニングを行い、さらにはランニングマシーンで有酸素運動をするのも良い。
また、デッキ7・8にある(周約600m)外気通路エリアを利用し、海風を感じながらのジョギングも大変快適である。
その低層デッキは、14デッキ以上の上階にあるプールサイド・オープンデッキとは異なり、海風をまともに受けることからゲストはほとんど居ないので、人の気配を気にせず、ジョギングをしたい人たちにはぴったりだろう。
運動で汗をかいた後は 泉の湯でリフレッシュ
個人的におすすめなのが、トレーニングやジョギングなどの運動で汗をかいた後のお楽しみ、船尾にある「泉の湯」(有料)だ。
天井が無く、青空を眺めることの出来る2つの風呂と天井のある2つのバブル風呂が備えられており、気持ち良く汗を洗い落とすことが可能だ。
仕事に集中できる環境だから、 ワーケーションにも最適
船上での楽しみ方はまだまだいろいろあるが、船の揺れがほとんどない客室で、静かに整った状況でのWi-Fi環境。
さらには、スマートフォンにインストールした船内アプリ内(オーシャン・ナウ)による、無料*の食事デリバリー。(*プリンセス・プラスとプレミアの場合) さらには、乗船時の個人確認セキュリティにも大いに注目したい。
これらは、「仕事で、一人集中するのに持ってこいの環境では?」と考えた。
通常よくある陸地のホテルであれば、宿泊ゲスト以外の第三者が、ホテル内のパブリックラウンジや、状況によっては客室近くまで来る可能性があるかもしれない。
クルーズ船の旅行においては、乗船時のセキュリティチェックが毎度きちんとされることから、第三者の侵入は限りなく不可能であるに違いない。予測外の突然の訪問者に邪魔されることもなく、パソコンなどの仕事に集中出来る「ダイヤモンド・プリンセス」での船旅は、働き世代にとっても持ってこいの環境ではないかとも考える。
「また再び、ダイヤモンド・プリンセスに乗船する機会を得たら、どのような楽しみ方をしたら良いか」そのような思いを巡らしながら......
日々を過ごしている。
プリンセス・クルーズで過ごす 特別なクルーズ体験。
船内イベントに参加してアクティブに過ごす。施設でゆったりとリラックスタイム。
寄港地観光のオプショナルツアーでその土地の魅力を存分に満喫。クルーズでの過ごし方は人それぞれ。
その一例をクルーズが初めての方にも、分かりやすくご紹介しています。
プリンセス・クルーズで 日本の美しさを再発見する船旅を。
日本には多くの美しい港があります。
その美しい港を豪華客船から眺めるのもクルーズ旅行ならではの醍醐味。
いつもとは視点が変わる港からの景色に、日本の良さを再発見することでしょう。
そして、韓国、台湾など外国の港に立ち寄るツアーでは、海外ならではの雰囲気、日本と外国との違いを感じる旅に。 港を転々と辿りながら、美味しい郷土料理などその土地ならではの風土、文化を堪能してください。
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